山東省の食ガイドSIGHTSEEING

周辺各地の料理を融合した元宝(=旧時の貨幣)級の美食

濟南泉都餃子

面食(=小麦粉で作った食べ物の総称)は北方の食卓の主役ですが、特に餃子は日常の家庭料理の中でより重要な役割を果たしています。餃子がテーブルに運ばれてくると、往々にして口に入れなくても腕前がよいか悪いかがすぐに分かり、口に入れればさらに技量の高低が直ちに判断でき、良し悪しいずれも隠し切れません。一般の家庭でもこのようですから、餃子店でもしも技量がなければ、選り好みの激しいお客さんの口にこたえるのは非常に難しいことです。

濟南泉都餃子館は、槐蔭区西市場の中に位置し、餃子、スープ餃子、揚げ餃子、家常餅など北方の特色あふれる料理で有名です。美味しい餃子の重要なポイントは、餃子の皮にあります。泉都の手作り餃子の皮は技量が十分生かされ、薄いにもかかわらずしっかりとした噛みごたえがあり、いっぱいに包み込んだ餡が、鍋に入れたときに出てきてしまう心配がまったくありません。しかも、鍋から取り出すときには、白くて柔らかい餃子の1個1個が透き通っており、膨らんだ元宝(=旧時の貨幣)のようで、食欲を大いにそそります。

もうひとつの重要なポイントは餡の材料です。泉都の餡の材料の選別は広範に及んでいて、豚肉や牛肉、羊肉、海鮮、北方特有の野菜、さらには果物まで、様々な餡を作り、広く名を知られたこの泉都餃子の中に包み込みます。味については、鹵菜(=肉をたれで煮込んで薄く切って食べる料理)や四川料理、揚州料理を山東省の魚介類と融合させたさっぱりとした味で、食べれば特別に新鮮な感じを受けます。
濟南に来た際には、ぜひ西市場へ行き、泉都餃子の美味しさを楽しんでみてください。