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淄博 Zibo

古車博物館の外観

淄博市は、山東省の中部、地理座標の東経117度32分、北緯35度56分に位置しています。済南と濰坊の間にあり、面積は5,938平方kmで、台湾の花蓮県(4,628平方km)の約1.28倍です。市内には、張店、淄川、博山、臨淄、周村の5区、桓台、沂源、高青3県があります。市全体の総戸数は、138.82万户、総户籍人口は419.59万人、市街地の人口が270万を占めています。

淄博は、山東省の重要な古跡・遺跡の都市で、北辛文化、大汶口文化、龍山文化等の3段階の新石器時代の遺跡が発見されたほか、西周時代より斉の首都となり、数百年にも及ぶ期間ずっと、斉の政治、経済、文化の中心でした。都市は、前漢の前期まで発達し、おその規模も長安に勝っていたのです。現在、発見されている豊富な古跡・遺跡は、珍しい観光資源となっています。

淄博は、山東の重要な工業都市でもあり、セラミック、石炭、シルクという従淄博の農業は、郊外型で、生産高が高いのが特徴です。桓台県は、1990年に中国北方の「1トン規模の穀物県」のトップに輝きました。このほか、野菜・果物の生産高も高い都市です。

淄博市は、山東中部に位置し、南は魯中山地の泰山に接し、北は黄河流域の魯北平原に連なり、南高北低の地形で、海抜は最高地点で1108.3m、最低地点で5mとなっています。済南と濰坊の間に位置し、西は済南市、莱蕪市に接し、済南までの距離は196㎞です。東は濰坊市に接し、濰坊までの距離は99㎞です。東北川は、東営市と連なっており、北は浜州区に接しています。南側は隣に、臨沂市、泰安市があります。

淄博は、クラスター型都市です。都市の配置が、中心となる市街地を中心として、これに付随する副次的エリアが衛星都市のように等距離に分布しています。張店、淄川、博山、周村、臨淄の5区と桓台県が放射状に分布し、東西南北の4区と中心都市の距離がいずれも20㎞前後となっています。これにより、都市と農村が交差して互いに提携し合い、都市と農村の差が自然と縮まり、貧富の差も縮小し、全体の発展に有利なのです。このモデルは、専門家によって「淄博モデル」と呼ばれています。

淄博は、渤海経済エリアと沿黄河経済協力ベルトの交わる場所に位置しているほか、山東半島沿海経済開放エリアの重点都市でもあります。この地理環境の優位性と開放的な都市の取り組みによって中国国内外の投資が活発となり、中国において、経済発展速度が急速に伸びている都市の一つとなっています。

淄博は、悠久の歴史があり、先秦時代文化の要地です。临淄は、春秋戦国時代に斉の首都となり、斉は800年もの間、春秋時代の五覇、戦国時代の七雄のトップの座に君臨し、临淄という都市が建設され、発展していったのです。また、西周以前は、後李文化、北辛文化、大汶口文化、龍山文化等の新石器時代の文化遺跡が発見されており、8千5百年前まで人類の文明を遡ることが出来るのです。夏商時代には、爽鴆氏、季氏、逄伯陵、薄姑等の国として属国となっていました。

西周、春秋時代、戦国時代は、淄博が最盛期でした。都市の規模は長安を上回り、人口は40万、当時の東洋で一番の大都市でした。「臨淄之途、車轂撃、人肩摩、聯衽成帷、挙袂成幕、揮汗成雨、家惇而富、志高而揚(=臨淄の道は、車のこしきがぶつかり合い、人の肩が擦れ合い、服のすそを連ねてとばりを成し、服のたもとを挙げて幕を成し、汗をとばして雨を成し、家は増え人は足り、志は高く、意気揚々としている。)」と言われたことからも、平和で、楽しく、豊かな当時の状況が見て取れます。

淄博は、秦・漢代以降、明・清時代までは、統一された地方行政組織が形成されておらず、複数の郡、府、州の県に分かれて属していただけでした。その中では、臨淄県、淄川県、桓台県、博山県のみが比較的整っていました。

臨淄県が初めて置かれたのは紀元前221年でした。王莽の新政時代には、斉陵県に変更され、後漢の建武元年(西暦25年)に臨淄の名に戻され、南北朝時代(西暦556~581年)には再び、陽県に変更されました。隋の開皇16年(西暦596年)に再び臨淄県という名に戻された後は、この県名となっています。

淄川県は、元は般陽県という名で、前漢元年に置かれました。元嘉五年(西暦428年)に、貝丘県に改名され、隋の開皇18年(598年)には淄川という県名に戻され、その後はこの件名が使用されています。

桓台県は、元は新城県という名で、南宋紹定元年(1228年)に置かれ、この名が中華民国時代まで使用されていました。1914年1月、新城県が二水県に改名され、同年4月に桓台県に変更されました。

淄博は暖温帯地域にあり、半温潤、半干ばつの大陸性気候に属しており、東部モンスーン暖温帯湿潤気候エリアにあります。平均最低気温は、1月で零下0.8℃、最高気温は7月で27.5℃となり、年平均気温は、12.2℃~13.1℃、年均気圧は9,928~1,014.8ヘクトパスカルです。年均降水量は550~800㎜、雨量は南から北に向かって少なくなっています。年平均日照時間は、2,542~2,832時間、年平均の霜が降りない期間は180~220日、四季がはっきりした気候です。

自然災害については、干ばつ、雹、暴雨の影響が大きい地域です。特に近年では、干ばつの発生頻度が年々上がって来ており、75%に達し、農業への損失が深刻な問題となっています。1997年に起こった夏ひでりでは、6、7月の降水量が、通常の降水量より183.4㎜も少ない僅か83.8㎜しかなく、干害による損失は、人民元で推定5億元にも達しました。1998年の冬から1999年の春の終わりにかけての降水量は、52年来の最低記録を更新しました。干害は日増しに深刻になっており、これは近年の潜在的問題となっています。暴雨は夏に多発し、1998年には沂源で暴雨による洪水が発生し、被災人口は2万人余りに達し、直接的経済損失は、人民元で2千万元余りに達しました。

■神清宮民俗旅遊節(=民間風習観光フェスティバル):3月17~18日、沂源県
神清宮は、沂源県燕崖郷青牛山の南側、白馬河の北側に位置しています。宋に建てられ、明清代に改修・拡張が行われ、山東では珍しい道教宮観建築群で、宮観全体で東西80m、南北50mあり、正門、屏風一組、7楼・8閣・13アーチ、36院、72門が建てられています。院と院が連なり合い、入口と入口が通じ合い、精巧な建築、完全な配置で、院内には石碑が立ち並び、樹齢千年のアブラマツがあります。民間風習観光フェスティバルは、沂源地方の伝統劇、獅子舞といった特色ある民間風習文化をメインとしています。

淄博のグルメ・特産品は、軽食が主流です。帝王に好まれた、伝統的な「博山菜(=淄博の市轄区である博山区の料理)」の名物「豆腐箱」は、乾隆帝が南に行幸した際、絶賛した料理と言われています。

「豆腐箱」とは、台湾の台南の「棺材板(=揚げた食パンに様々な具を入れて食べる台湾の軽食)」のイメージに似ています。「棺材板」は、厚切りトーストを油で揚げた後、片面を切り落として中をくり抜き、餡となる中身を詰め、切り落とした部分を蓋のように戻して作ります。「豆腐箱」の場合は、豆腐を6つに切り分け、2寸(=約3㎝)の長方形にします。ピーナッツ油できつね色になるまで揚げて、片側を切って中の豆腐をくり抜き、肉餡をたっぷりと詰めます。餡には、蟹ミソ餡、鶏肉餡、3種の具の餡等がありますが、一般的に豚肉餡、五目餡、または精進系の餡を使用します。その後、切り落とした部分を蓋のように戻すと「豆腐箱」となります。最後の一工程は、この豆腐箱を交互に搭のように積み上げて蒸籠に入れて5分間蒸して、上からあんかけの調味料をかけます。この調味料は、葱・生姜・大蒜を胡麻油で炒めて香りを出し、酢を煮立て、キクラゲ、青菜、マコモダケを醤油とスープストックで煮込み、最後にとろみを付けて出来上がりです。

もちろん、肉餡の工程もまた複雑です。豚肉餡の場合、水で戻した干しえび、キクラゲと、豚肉、葱・生姜をそれぞれみじん切りにして、胡麻油で炒め、醤油、塩、を加えて取り出した後、粉の胡椒を加えて混ぜ合わせます。

名物料理であるこの「豆腐箱」以外にも、「周村焼餅(=周村風煎餅)」、馬踏湖の「白蓮藕(=白レンコン)」も美味しく、「金絲鴨蛋(=金糸アヒルの塩漬け玉子)」は、卵黄が油で閉じ込められ、幾重にも巻かれた金の糸のように見え、油の風味が良く、身がほろりとしており、しつこくなく、のどに詰まることもなく、とても美味しい一品です。

市中心の張店区から濟南遥墻国際空港までは西に70km、青島流亭国際空港までは東に約300kmの距離です。濟南遥墻国際空港から搭乗した方が比較的便利で、中国国内の北京、上海虹橋、上海浦東、深圳、海口、杭州、桂林、広州、温州、アモイ、福州、昆明、西安、成都、重慶、長沙、鄭州、煙台、合肥、武漢、南昌、ウルムチ、貴陽、寧波、大連、ハルビン、瀋陽、長春、張家界、南京へ到達できます。

鉄道交通は発達しており、全国各地へ通じています。
淄博-青島間の距離は283kmで、特快列車(=特急列車)の硬臥(=普通寝台車)のチケット料金は67元です。
淄博-濟南間の距離は110kmで、普快列車(=急行列車)の硬座(=普通座席)のチケット料金は8元です。
淄博-北京間の距離は607kmで、特快列車の硬臥のチケット料金は93元です。
淄博-上海間の距離は1076kmで、特快列車の硬臥のチケット料金は240元です。

公共道路が四方八方に通じており、長距離旅客バスは省外の市と省内に通じる2種類があります。省外の市には、天津、安陽、淮陰、保定、長垣、那台、邯鄲、新涌、滄州、路橋、商丘、余姚、諸曁、南通、上海、揚州、北京、楽清、龍港、塩城、寧波、石獅、濮陽、合肥、泰興、貢驆、徐州の各大都市27都市に通じています。そして、淄博から濟南、煙台、莱蕪、濱州、青島、臨沂へ至るバスはすべて豪華大型バスで、高速道路を主体として、約30分に1便運行しており、乗車に関しては非常に快適です。

■市内と近郊の路線:
・2番 市内路線 バス東停留所→旅客運送センター
 始発時間5:40 最終時間20:00 バス張店支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・7番 市内路線 バス東停留所→佳世客ショッピングプラザ
 始発時間5:30 最終時間20:15バス張店支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・8番 近郊路線 バス東停留所→傅山(工業パーク)
 バス開発区支社 全行程2元 現時点バスカード利用不可
・12番 区をまたがる路線 バス東停留所→水利技術学校 (淄博バスの、最南西エリアにおける区をまたがる路線)
 旅客運送タクシー支社 全行程3.5元 区間制運賃 バスカード利用の場合は1割引
・34番 区をまたがる路線 市バス東停留所→周村古商城南門
 バス周村支社 全行程4元 区間制運賃 バスカード利用の場合は1割引
・51番(東線)区をまたがる路線 市バス東停留所→桓台
 バス桓台支社 全行程2元 バスカード利用の場合は4割引
・51番(西線) 区をまたがる路線 市バス東停留所→蘇王(説明:“(元の停留所)”とは、元の停留所の近くにくだりコースを示す立て札のことである)
 バス桓台支社 全行程2元 バスカード利用の場合は4割引
・58番 近郊路線 バス東停留所→北石村
 バス開発区支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引(現時点北石村までしか行かない)
・76番 近郊路線 バス東停留所→張家庄
 バス開発区支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・88番 市内路線(環状線)潘南路東四路交差点→潘南路東四路交差点
 バス旅客運送タクシー支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・89番 市内路線 南寮→金喬お茶卸売マーケット
 始発時間6:00→最終時間18:50 バス旅客運送タクシー支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・90番 市内路線(環状線)義烏商城旅客運送停留所→義烏商城旅客運送停留所
 バス開発区支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・95番 市内路線 山鋁生活区→義烏小商品城
 バス旅客運送タクシー支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・96番 区をまたがる路線 市バス東停留所→周村駅
 バス周村支社 全行程3元 距離制運賃 バスカード利用の場合は1割引
・108番 市内路線 バス東停留所→裕橋ガーデン
 (始発時間5:50 最終時間18:40) バス張店支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・121番 近郊路線 バス東停留所→楊楼
 (始発時間5:40 最終時間17:50) バス開発区支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・122番 近郊路線 店子村→民営工業パーク (始発時間6:00 最終時間18:00) バス開発区支社全行程1元 バスカード利用の場合は4割引
・123番 市内路線 商家新村→劉西コミュニティ
 (始発時間5:50 最終時間18:40) バス張店支社 全行程1元 バスカード利用の場合は4割引

■タクシー:
加算運賃は同じだが、標準型以下の初乗り運賃は7.5元(3キロ以内)で豪華型(オプティマ、ボラ、ヴィスタ)の初乗り運賃は8元(3キロ以内)である。夜間22時から早朝5時までの初乗り運賃はそれぞれ1元割り増しとなる。

Sheraton Qingdao Jiaozhou Hotel 地図
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