山東省の観光~中華文化に名を残す山東省を巡る~

魅力あふれる山東省、レジャーの都

レジャーと言えば、人々の頭の中には紺碧の海や青い空、砂漠と金色の太陽の光が思い浮かびます。このような美しい風景は、必ずしも南の島へ行き、人込みで窮屈な思いをしないと体験できないわけではありません。山東半島の臨海都市には、すばらしくて見きれないほどの青い空や紺碧の海があり、しかもロマンチックな文化の息吹や神秘的な仙人伝説など、たくさんの歴史的情緒に触れることもできます。

海風とヨーロピアンスタイル 調和して融け合う都 青島

青い空や紺碧の海、赤レンガ、緑樹は、青島の最もすばらしい風景です。青島観光のハイライトは、一番目が桟橋、二番目がドイツ風情の建築群、三番目が港湾の美しい景色です。

桟橋―有名な青島ビールのラベル上のあの桟橋です。桟橋は、青島湾の中、即ち青島市南区西部に位置しています。賑やかな中山路をさらに南へゆくと、この440メートルの長さの桟橋でつながった美しい港湾の中に建つ回瀾閣が最終ポイントとなっています。青島十景の1つである「長虹遠引 飛閣回瀾(=虹のように海に横たわる桟橋と美しい回瀾閣を言い表した言葉)」は、まさに桟橋と回瀾閣が構成した美しさのことです。

青島匯泉湾東部の八大関地区は、別荘エリアであり観光エリアでもあり、街路樹は絵のように美しく、200棟以上の欧風建築群をより華やかに、穏やかに引き立たせています。最も有名な花石楼、公主楼、宋式庭園、義聚合別荘などは、人々に童話の中に紛れ込んだような幻覚を与えます。信号山の上の迎賓館は、ドイツの古い砦式の建築物で、元は駐青島ドイツ総督の官邸であったため、通称「提督楼」と呼ばれています。建物は威厳があり、内装はゆったりとし、家具は美しく、百年を経ても依然として当時の堂々とした品格を保っています。青島路にある旧総督府は、赤レンガ石造りの重厚な風格を持ち、19世紀のヨーロッパ公共建築物の芸術スタイルに溢れており、非常にクラシカルな雰囲気です。

青島の海岸には多くの砂浜があります。第一海水浴場、匯泉海水浴場などは、水遊びや避暑の場として人気です。臨海・沿岸の開発は、海浜歩行道路、海浜彫刻・塑像パーク、沿海広場が中心で、海岸の美しい景色が人々を魅了します。また、観光ホテルやレジャーエリアでも楽しむことができます。

蜃気楼 仙人さえ夢中になる別天地 烟台

烟台は、山東半島の東部に位置し、黄海、渤海がすぐ目の前にあり、海岸線の延長は909キロメートルにも達します。至る所に分布している小島や、優雅な八仙伝説(=8人の仙人の伝説)と蜃気楼の奇景は、何度見ても飽きません。烟台の観光の源です。

烟台を思い切り楽しむなら、最初のステージは蓬莱閣です。丹崖山の上に位置する蓬莱閣は、北宋紅から現在に至るまで、黄鶴楼、岳陽楼、滕王閣と同様に有名です。蓬莱閣へ登ることは当然のことながら心躍るほど楽しいことです。でも、ここに伝わっているのは「八仙過海(=8人の仙人が海を渡ったという伝説)」の舞台だったということ。幸運にもここで有名な「蜃気楼」を一目見ることができたなら、きっと生涯忘れることはないでしょう。

蓬莱閣に隣接する「水城」は、現存する最古の海軍基地の1つで、宋代の「刀魚寨」の旧跡です。水城の特別なところは、山に寄り添って築城し、海水を城内に引き込むことによって、馬車や船の水陸二面に対応する軍事都市だったことです。水城ではさらに、明代の有名な武将・戚継光の旧居や登州古船博物館などを参観できます。

アジアのほとんどの重要な沿海都市や港では、山の斜面に外国人の住居エリアが必ず存在しますが、烟台では烟台山です。1862年に開港して以来、英国、フランス、ドイツ、米国、イタリア、日本、ロシア、ベルギー、オランダなど17カ国の領事館がここに進駐しました。美しい欧風建築物とアジアで最も早く作られたボーリング場は、今日の烟台山に特別な欧州風情を溢れさせています。

烟台で遊ぶ場合、百年の歴史を持つ張裕葡萄酒文化館や有名な烟台りんごとぶどうを絶対に外してはなりません。このチャンスを逃すと、きっと後悔しますよ。

人類の居住に最も適した夢の海浜都市 威海

山東半島の東端に位置し、三方を海に囲まれた威海は、美しい海浜庭園都市で、爽やかで優雅な都市の外観を持ち、のんびりゆったりとしたペースは優雅で尽きることがありません。こうした環境により、威海は国連から「居住環境改善最良モデル都市」に認定されました。その通り、実際に「居住に最も適している」美しい都市です。

歴史の探訪が好きな方には、海を渡り劉公島を遊覧することをお勧めします。北洋海軍提督署―現在は甲午戦争博物館(=日清戦争博物館)に変わっています―さらに、龍王廟、公所後砲台、提督数議事庁、丁汝昌寓所、水師学糖、黄島砲台などの観光スポットがあり、非常に高い歴史的価値を有しています。海浜ガーデンのレジャーの旅を楽しみたい方には、銀灘旅游度暇区を訪れることをお勧めします。威海の砂浜を散歩したり、波と戯れたり、日光浴したりと、いずれも非常に快適です。

威海は、明代から海岸防御の要塞で、清代には北洋水師の大本営として、さらには甲午戦争(=日清戦争)の海戦の地となりました。地理的に軍事の重要ポイントであったため、威海の発展は終始地味でかつ神秘的だったものの、そのためにかえって、あるがままの自然環境や静かで穏やかな密集しすぎていない雰囲気を十分に保つことができ、威海を人々が居住するために最も適した夢の都市へと変身させました。